ご相談を検討されているあなたに
お伝えしたいこと
ご相談を検討されているあなたに、お伝えしたいこと。
①事前準備は必要ない。
②どんな悩みがあっても良い。
③悩みを抱えながらでも人は前進できる。
①事前準備は必要ない
「自分の気持ちをきちんと言葉や文字にしなければ・・・」と気負う必要は全くございません。
今感じていることをありのまま、ご自分のペースで、ご自分なりの形で、表現していただければ十分です。
まとまらない言葉も沈黙も、もちろんすべて大歓迎です。
理由はわからないけれど心がモヤモヤする、自分自身の気持ちがわからない…
もしかしたら、それは心のSOSかもしれません。
心も、心の傷も、目には見えません。
そのため、ご自身一人の力で、心の奥深くにある傷と向き合い、癒していくことはとても困難なことです。
相談者さまの心の奥深くまで一緒にゆっくりとおりていき、言葉にならない想いに寄り添う。
そして、その想いを共に見つめ、考える中で、相談者さまがご自身の心を理解し、傷を癒していく。
カウンセラーとして、そんなお手伝いができたらと思っております。
②どんな悩みがあっても良い
『人の悩みは軽重問わず表裏一体』私はこの考えを大切にしております。
誰にでもあるような些細なお悩みや、軽い引っ掛かりも、人によっては「死にたくなるほど苦しいこと」として重くのしかかることもあります。
昨日は前向きに捉えて行動できていたのに、今日はひどく落ち込み、息をするのもしんどく感じる・・・など、人の気持ちには波があり、表裏を繰り返したりもします。
今まで、”消えたい、生きたい” といった、ご自身の命、存在意義に関わる想いにも寄り添ってまいりました。
「こんな気持ちを持つことはダメなのでしょうか?」
「そうは思わないですよ。どうしてそう思われるのですか?」
このようなやりとりに、安心される方もたくさんいらっしゃいます。
どのような想いも、心を悩ませる苦しさも、自然と沸き起こるものであり、否定されるものではありませんし、軽い重いと測れるものでもありません。
そして、心を悩ませるその苦しさも、実はその人らしさであり、人生の大切な一部分だと思うのです。
私は、そのお一人お一人のかけがえのない想いを大切に扱いたいという思いで、日々お話を聴かせていただいております。
③悩みを抱えながらでも人は前進できる
誰にとっても悩みは苦しいものですし、苦しい状態からは1分1秒でも早く抜け出したいと思うものです。
そのため、カウンセリングに即効性を求め、すぐに実践できるアドバイスや、状況の変化を求めることは、とても自然なことだと思います。
そして実際に、対処療法的なアドバイスによって、目の前の問題が緩和し、感じる辛さが和らぐこともあるでしょう。
しかし、それは例えるなら、痛み止め薬で苦痛を和らげているような状態であり、根本的な問題解決とは異なります。
薬の効果が切れると痛みが再発するように、一時的に辛さが解消されても、時間が経つとまた形を変えて再発することがほとんどです。
本当の意味での問題解決は、目先の問題を解消することではなく、なぜそのような問題が起きたのか、問題の奥底にある苦しみは一体何なのか、その根底に目を向けることから始まるのではないでしょうか。
痛みをただ抑えるのではなく、痛みの原因を知り、深い理解をすること。それが本当の意味での問題解決ではないかと思うのです。
そのため中長期的な取り組みとなることが多く、時間をかけてご自身と向き合おうとする覚悟も必要になります。
カウンセリングの本来の目的は、問題の本質的な解決であり、今まで認識できなかった自分自身に出会い、深く自分を理解し受け入れていくことです。
自分らしく、ご自身が納得できる生き方や答えを見つけることに価値を感じられるのであれば、それはあなたの一生物の財産となります。
今はまだまだ心の内をさらけ出しにくい世の中です。
心の内をさらけ出すことは、”弱さ”ではありません。
自分自身としっかりと向き合おうとする“しなやかな力強さ”です。
その力に、カウンセラーの専門的見地を加えながら、一歩一歩前に進んでいく。
そのために、私たちカウンセラーがいます。
今まで様々な分野で相談援助を行ってまいりましたので、お聴きできないお話はありません。
どんなお声でも大丈夫です。
あなたの心の声を、ありのままお聴かせください。
お待ちしております。
東 大介